音楽はとても大きな魅力を持っていて、もはや人間にとって欠かせない存在ですよね。
眠さが抜けない出勤時間や通学時間にアップテンポな曲を聴いてテンションを上げる人も多いのではないでしょうか?
しかし、音楽にはテンションを上げる効果だけでなく、「癒し効果」も期待できます。
そして、歌い手の中には「1/fゆらぎ」といわれる特徴を持っている人もいて、そうした歌い手の歌を聴くとリラックス効果も得ることができます。
この記事では、そんな心地良い歌声を象徴する「1/fゆらぎ」について解説していきたいと思います。
「1/fゆらぎ」とは?
それではまず、「1/fゆらぎ」がどういったものなのかを具体的に説明していきましょう。
これは、スペクトル密度が周波数「f」に反比例するゆらぎのことです。
要するに、「脳内α波が増えるゆらぎ」を指します。
自然界や普段の生活の中にもこの「1/fゆらぎ」はいくつも存在しています。
・電車の揺れ
・ろうそくの炎の揺れ方
・小川のせせらぎ
・人間の心拍音
・除夜の鐘の音
・鈴虫の羽音
・波の音
いかがですか?
どの音や揺れも、騒音や嫌悪感というよりも「癒される」ような感覚が得られませんか?
ストレスが溜まっている時、体を休ませたい時などにこの「1/fゆらぎ」を感じることで、よりリラックス状態を作ることができるわけです。
ちなみに、楽曲自体にも「1/fゆらぎ」は存在します。
有名な曲であれば、ベートーベンの「『運命』交響曲第五番第一楽章」、モーツァルトの『アイネクライネナハトムジーク』などが挙げられます。
特にモーツァルトは「1/fゆらぎ」を感じる楽曲が多いことで有名です。
効果はリラックスできるだけでなく、免疫力がUPしたり集中力がUPしたりといった効果も期待できます。
「1/fゆらぎ」を持つアーティスト
日本には数多くのアーティスト(歌い手)が存在しますが、その中には「1/fゆらぎ」の声を持つ人もいます。
何人かご紹介しましょう。
①宇多田ヒカル
平成を代表する歌姫であり、今なお多くのファンがいる宇多田ヒカルさんですが、「1/fゆらぎ」を持つ歌い手として有名です。
ビブラートの上手さ、息の量が多めなウィスパーボイスの使い手で、聴いているリスナーが「心地良い」と感じることが多いのです。
『First Love』や『Flavor Of Life』、『花束を君に』などは、一曲聴き終わるまでには体に入っている余計な力が抜けているほどリラックスできるはずです。
まだ40歳という年齢を考えれば、令和の時代にも数多くの「1/fゆらぎ」の楽曲を世に送り出してくれることでしょう。
②MISIA
MISAさんといえば、圧倒的な歌唱力が注目されがちですが、その歌声には「1/fゆらぎ」が含まれているとされています。
なんと5オクターブが出せる音域の広さや正確なピッチ、迫力抜群のミックスボイスなど多くの魅力を持っていますが、「1/fゆらぎ」の歌声で癒し効果も聴いているリスナーに与えることができるのです。
『つつみ込むように』や『Everything』、『逢いたくていま』など壮大な曲が大ヒットになったのも、「1/fゆらぎ」の影響が大きいのではないでしょうか。
もはや人気の低下を心配する必要もないほど日本の音楽界では地位を高めているため、今後も安定して長くその歌声を日本中に響かせてもらいたいものです。
③Official髭男dism(藤原聡)
令和で最も売れているアーティストともいえる「Official髭男dism」ですが、ボーカルを務める藤原聡さんも「1/fゆらぎ」の歌声を持つ歌い手です。
藤原聡さんといえば、キャッチャーなメロディーを作る天才でもあり、男性アーティストの中でもトップクラスの高音キーが出せる素晴らしいボーカリストでもあります。
ヒゲダンの曲をカラオケで歌ってあまりのキーの高さに撃沈したことがある男性も多いのではないでしょうか?
POPな曲もとても魅力的ですが、『Laughter』や『Subtitle』、『115万キロのフィルム』、『I LOVE…』といったミディアムorバラードの楽曲も非常に魅力的です。
夜の寝る前にこれらの曲を聴けば、よりリラックスすることができます。
今が人気絶頂であるため、今後も数多くの名曲を世に送り出してくれることでしょう。
まとめ
今回は、地良い歌声を象徴する「1/fゆらぎ」について解説してきました。
「1/fゆらぎ」は、その独特な揺らぎによって人々の心を癒してくれます。
ここで挙げたアーティストは「1/fゆらぎ」の歌声を持っているので、ぜひリラックスしたい時に聞いてみてはいかがでしょうか?
きっと翌日の目覚めが良くなるはずですよ。
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